嘘でも、夢でも、ただ愛してくれるなら、誰でも。 「お前は私を愛しているか?」 細い杖を手に、ルシウスが傲慢な口調で言った。 夕暮れのことだった。 「愛しています、勿論」 セブルスは端正な笑顔をつくった。ただ、その笑顔には、少し翳りがあったかも しれない。 「勿論、ルシウス」 それを押しのけようと、セブルスはもう一度呟き、ルシウスの首に手を回した。 雨のようなキスが、白い肌に赤い痕を残していく。痛みと、背筋を走る快感と、 心地のよい服従。 このまま全て忘れられればいい。現実などどうせ意味もない。夢にさえ、もう意 味など無いのだから。 「愛しているよ、セブルス」 涙が溢れた。けれどその向こうに何が隠されているかなど、詮索してみて何の意 味があるのだろう。目が何を見ているか、セブルスにさえ解からなかった。セブ ルスは息を吐くように囁いた。 「愛、して、る」 「 」
ぜったい入力忘れだろ! と思われたでしょうふふふちがうのよ。 好きな感じに名前いれてカスタマイズしてくださいv(無責任v …それにしても、短い文章ですな